カメレオンの色、全て同じ色になるのか

カメレオンの色、全て同じ色になるのか

接触しあうと色が変わるカメレオンの論理問題です。一見簡単そうにみえて、意外と難しい問題。

問題

赤色・青色・緑色のカメレオンがいます。
それぞれの色のカメレオンは、次の通りです。
赤のカメレオンは15匹。
青のカメレオン は16匹。
緑のカメレオンは18匹。
合計で49匹


カメレオンは、色が異なるカメレオン2匹が触れ合うと、どちらも第3の色に変化します。
例えば、赤のカメレオン青のカメレオン が触れ合うと、両者とも緑のカメレオンに変化します。


さて、このカメレオンたちを1箇所に閉じ込めたとき、すべてのカメレオンの色が同じになることはありえますか?
ただしカメレオンは、3匹以上が同時に接触することはないものとします。

解説(思考のポイント)

一見簡単そうな問題ですが、よくよく考えてみると結構難しい問題です。
ややこしそうなので、2匹のカメレオンが接触したときのケースを考えてみます。


赤のカメレオン赤のカメレオンが接触した場合は、同色どうしなので変化は起こりません。
つまり、カメレオンの数に変化はなく、赤が15匹、青が16匹、緑が18匹、合計49匹のままです。


赤のカメレオン青のカメレオン が接触した場合は、赤のカメレオン青のカメレオン も緑のカメレオンになるので、この接触により、赤のカメレオン青のカメレオン が1匹ずつ減り、逆に緑のカメレオンは2匹増えることになります。
つまり、カメレオンの数は、赤が15-1=14匹、青が16-1=15匹、緑が18+2=20匹で合計49匹となります。


赤のカメレオン緑のカメレオンが接触した場合は、赤のカメレオン緑のカメレオン青のカメレオン になるので、この接触により、赤のカメレオン緑のカメレオンが1匹ずつ減り、逆に青のカメレオン は2匹増えることになります。
つまり、カメレオンの数は、赤が15-1=14匹、青が16+2=18匹、緑が18-1=17匹で合計49匹となります。


以上のことからわかることは、1回の接触でカメレオンの数は、赤・青・緑ともに±0か、ー1か、+2のいずれかになるということです。


ここで、各色のカメレオンの数に影響を与えない±0のケースは無視して考えてよいので、-1、+2となる接触のパターンを考えると、次の①~③の3パターンしかありません。

① 赤と青の接触 ⇒ 赤:-1、青:-1、緑:+2
➁ 赤と緑の接触 ⇒ 赤:-1、青:+2、緑:-1
➂ 青と緑の接触 ⇒ 赤:+2、青:-1、緑:-1


全てのカメレオンが同じ色になるケースは、赤色のカメレオンが49匹で青色と緑色のカメレオンが0匹、青色のカメレオン が49匹で赤色と緑色のカメレオンが0匹、緑色のカメレオンが49匹で赤色と青色のカメレオン が0匹のいずれかです。


①のパターンの接触がx回、➁のパターンの接触がy回、③のパターンの接触がz回あったとすると、当然、x、y、zは0を含む正の整数になります。


以上のことを踏まえ、もし、カメレオンがすべて同じ色になるケースがあるとすると、


全て赤色のカメレオンになるケース
15-xーy+2z=49
16-x+2y-z=0
18+2xーy-z=0


全て青色のカメレオン になるケース
15-xーy+2z=0
16-x+2y-z=49
18+2xーy-z=0


全て緑色のカメレオンになるケース
15-xーy+2z=0
16-x+2y-z=0
18+2xーy-z=49


この3ケースで、x、y。zが0を含む正の整数の時に成り立つかを確認すればいいのです。

解説(しっかりと検証)

さて、ここまでくれば、もう9割がた正解できたようなものです。


全てが赤色のカメレオンになるケース


まずは全て赤色のカメレオンになるケースを考えてみます。
16-x+2y-z=0
18+2xーy-z=0
この2つの式から、次の式が導き出せます。
2+3x-3y=0
3xも3yも3の倍数なので、この式は成り立たないことがすぐにわかります。


15-xーy+2z=49
16-x+2y-z=0
この2つの式から、次の式が導き出せます。
ー1ー3y+3z=49 これを変形すると、-3y+3z=50になります。
3yも3zも3の倍数なので、それらをお互いに足したり引いたりしても3の倍数になるはずですが、50は3の倍数ではないので、この式も成り立ちません。



15-xーy+2z=49
18+2xーy-z=0
この2つの式から、次の式が導き出せます。
-3-3x+3z=49 これを変形すると、-3x+3z=52になります。
3xも3zも3の倍数なので、それらをお互いに足したり引いたりしても3の倍数になるはずですが、52は3の倍数ではないので、この式も成り立ちません。


したがって全てが赤色のカメレオンになることはありません。


全てが青色のカメレオン になるケース


全て青色のカメレオン になるケースを考えてみます。
15-xーy+2z=0
18+2xーy-z=0
この2つの式から、次の式が導き出せます。
3+3x-3z=0 これを変形すると、3x=3z-3となります。
すると、x、y、zが0を含む正の整数のとき、x=z-1の関係で成立する可能性があることがわかります。


あとは同様に考えていきます。
15-xーy+2z=0
16-x+2y-z=49
このケーズは、1+3y-3z=49で不成立


16-x+2y-z=49
18+2xーy-z=0
このケースは、-2-3x+3y=49 つまり、3y=3x+51となります。
51は3の倍数なので、x、y、zが0を含む正の整数のとき、y=x+17の関係で成立する可能性があることがわかります。


したがって全てが青色のカメレオン になることはあります。


全てが緑色のカメレオンになるケース


全て緑色のカメレオンになるケースも同様に考えてみます。


15-xーy+2z=0
16-x+2y-z=0
このケーズは、1+3y-3z=0で不成立


15-xーy+2z=0
18+2xーy-z=49
このケーズは、3+3x-3z=49で不成立


16-x+2y-z=0
18+2xーy-z=49
このケーズは、2+3x-3y=49で不成立


したがって全てが緑色のカメレオンになることはありません。

解説(全てが青色になるケースとは)

全て青色のカメレオン になるケースを考えてみます。
15-xーy+2z=0
18+2xーy-z=0
この2つの式から、次の式が導き出せます。
3+3x-3z=0 これを変形すると、3x=3z-3となります。
すると、x、y、zが0を含む正の整数のとき、x=z-1の関係で成立する可能性があることがわかります。


しかしここで、全てが青色のカメレオン になるためには、15匹の赤のカメレオンと18匹の緑のカメレオンが青色にならねければいけないので、1回の接触で2匹が緑のカメレオンになったとしても、最低でも18回の接触は必要であることがわかります。


① 赤と青の接触 ⇒ 赤:-1、青:-1、緑:+2
➁ 赤と緑の接触 ⇒ 赤:-1、青:+2、緑:-1
➂ 青と緑の接触 ⇒ 赤:+2、青:-1、緑:-1


①のパターンの接触がx回、➁のパターンの接触がy回、③のパターンの接触がz回として計算してきているので
つまり、②のパターンの接触が最低でも15回、つまりy>15となり、さらに、x=z-1を満たす必要があります。


15-xーy+2z=0 に x=z-1を代入すると、16+z-y=0


x=z-1 も 16+z-y も満たす(x、y、z)の組み合わせはいくつもありますが、x=0として考えると
(x、y、z)=(0、17、1)になります。


果たして、このケースで全てのカメレオンが青色になるか検証してみます。



まず、最初にzに該当する接触、つまり青色のカメレオン 1匹と緑色のカメレオン1匹が接触すると、赤色のカメレオンが2匹になるので、
赤色のカメレオンは15+2=17匹、青色のカメレオン は16-1=15匹、緑色のカメレオンは18-1=17匹になります。


あとは同数となった赤色のカメレオン17匹と緑色のカメレオン17匹をそれぞれ1対1で接触させれば、
赤色のカメレオンは17-17=0匹、青色のカメレオン は15+34=49匹、緑色のカメレオンは17-17=0匹になります。


ということで、

49匹すべて、青色のカメレオン になりました。

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